心が行動を生む。
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前記事の続きになりますが、
介護問題を少しだけ考えてみます。
今の介護政策は基本的には、
「家族の稼ぎと助け合いで死ぬまで生活を成り立たせる」
という仕組み。
介護する子世代がフルタイム共働きを続けようと思えば
利用限度以上の介護サービスが必要になることでしょう。
しかし自己負担額が多すぎて結局仕事を辞めて
家族で介護をするしかないということになりかねない。
子世代に負担を掛けずに老後の安定した生活を送ることは
「贅沢」に近いのが現実のようです。
まして核家族化してる現代にとって、
家族単位のボリュームゾーンは2人。
子供の平均数も2人に満たない現状です。
介護をはじめ医療・子育てなど生活を支える
最低限度のサービスは誰もがいずれ必要となる。
それを「金で買う」仕組みから転換すべきでしょう。
北欧のように所得や資産の多寡によらず
すべての人に介護などのサービスを無償または低負担で
提供すれば中間層を含め多くの人が受益感を得られる。
するとそのための税負担にも納得感が広がるだろう。
社会保障が人々の生活を十分支えてこなかった日本では
増税に対する反発が強い。
財源不足で社会保障が不十分だから
「自分で何とかするしかない」となる。
国民の貯蓄率が高いのは
そんなことも影響しているのでしょう。
皆が負担を分かち合う自己責任から解放することを
考えるべきでしょう。
未来への不安が解消されれば、人々の消費活動は
活発になり、景気回復にも大きな助けになると思います。
財政再建も大事ですが、増税を人々の受益感に
繋げていくことがより重要ではないでしょうか。
人は心で動いていきます。
政治や行政にも人々の心に触れる施策が欲しいものです。
さらに言えば、例えば「健康保険」。
入院が必要な疾病には今以上に手厚く、通院治療は
全額個人負担などを採用することで多分保険料は
相当抑えられます。こんな対策もやむを得ないのでは…
ついでにもう一つ、救急車の出動経費。
一説には一回の出動経費は総額で約三万円とか。
たとえ500円1000円でも有料化が必要かも…
重ねて言いますが
「人は心で動きます」。
でも、面倒な話はこの辺で・・・・・・。

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